久保田一竹「一竹辻が花回顧展」
平成18年3月22日~4月3日 大阪・なんば高島屋グランドホール
名前だけ知っていた「久保田一竹」「辻が花」・・・実際に目にしたのは初めてです。「辻が花」はもともと室町時代に栄え、江戸時代初期に姿を消しました。その「辻が花」を独自の世界に甦らせたのが久保田一竹氏です。
「辻が花」絞り染めの工程作業の説明が簡単に載っていましたが、信じられない位の細かさと作業数です。そして出来上がったしぼり模様もとてつもなく細かいものでした。その上一竹氏が創り出す色には深みと品が有りました。一竹氏亡き後の工房で創られた着物も展示されていましたが、申し訳ないけれど品の違いを私でも感じてしまいました。
四季と宇宙を表現しようとした連作「交響」のその絵画性にも驚かされます。1つ1つの着物が1つの絵になっているのはもちろんの事、数作品の横関係の絵、80作品(?)全体で創り出される絵と幾重にも絡まっています。
個人的には、一竹氏が初めて納得のいった作品と言うことの「幻」が一番好きでした。
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